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“データ改ざん”神戸製鋼 2017年度決算は増収増益
“データ改ざん”神戸製鋼 2017年度決算は増収増益
神戸製鋼所が4月27日発表した2018年3月期連結決算は、最終(当期)利益が631億円(前期は230億円の赤字)となり、3年ぶりの黒字となった。売上高は前期比10.9%増の1兆8811億円。鉄鋼やアルミニウムなどの需要が好調だった。品質検査データ改ざん問題の影響額は取引先企業への補償費用約43億円をはじめ計約120億円にのぼった。 東京都内で記者会見した勝川四志彦専務はデータ改ざんについて改めて陳謝。その上で、東京地検特捜部などによる捜査について「真摯(しんし)に協力してまいりたい」と述べた。 19年3月期の業績見通しは、売上高が5.8%増の1兆9900億円と増収を見込む。一方、最終利益はコスト増などで28.8%減の450億円に落ち込む見通しだ。データ改ざん問題の影響額は、生産減や弁護士費用などで約100億円と想定している。 神戸製鋼は27日、100%子会社の神鋼不動産の発行済み株式の75%を740億円で売却すると発表。18年9月中間連結決算で特別利益約300億円を計上する。 一方、他の鉄鋼大手2社の18年3月期連結決算も堅調な世界経済を背景に増収増益となった。新日鉄住金は日新製鋼を子会社化したこともあり売上高が前期比22.4%増の5兆6686億円と伸びた。経常利益は同70.5%増の2975億円だった。JFEホールディングスは主力製品の値上げ効果などで売上高が同11.2%増の3兆6786億円、経常利益は同約2.5倍の2163億円だった。https://mainichi.jp/articles/20180428/k00/00m/020/183000c関連:神戸製鋼データ改ざん特捜部と警視庁が捜査へsm33108842
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